「年収」よりも大事なこと。結婚前に必ず確認すべきパートナーとの”金銭感覚”のすり合わせ方

ライフスタイル
木目のテーブルに置かれた電卓と手帳、そして二つの結婚指輪

婚活において、相手の「年収」を条件の一つに挙げることは決して悪いことではありません。生活の基盤を安定させるために、経済力は欠かせない要素だからです。

しかし、多くのカップルが見落としがちな残酷な真実があります。 それは、結婚生活の幸福度を決めるのは「入ってくるお金(年収)」の多さではなく、「出ていくお金(支出)」の価値観が合うかどうかである、ということです。

司法統計などのデータを見ても、離婚原因の上位には常に「金銭感覚の不一致」や「浪費」がランクインしています。 特に、独身生活が長く、自分のお金を自由に使うことに慣れている30代・40代同士の結婚では、この「感覚のズレ」が致命的な亀裂を生むことがあります。

今回は、結婚してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、交際中や婚約期間中に必ず確認しておきたいチェックポイントと、角を立てずに話し合うための大人のマナーについて解説します。

チェックポイント1:稼ぐ額より「使い方のクセ」を見る

年収1000万円でも、毎年1000万円使い切ってしまう人と、年収500万円で年間100万円を堅実に貯金できる人。 結婚して家計が安定するのは、間違いなく後者です。

相手の金銭感覚を見極めるために、デート中の些細な行動に注目してみてください。

コンビニでの買い物: 毎回なんとなくお菓子や飲み物を買っていないか(ラテマネーの習慣)。 趣味への投資: 自分の趣味には糸目をつけないが、それ以外の出費には極端に厳しいなど、バランス感覚はどうか。 見栄の張り方: 後輩や部下に奢ることが常態化していないか、身の丈に合わないブランド品や車を所有していないか。

重要なのは、節約家であることが正義で、浪費家が悪だということではありません。 「何にお金を使う時が幸せか」という価値観が、あなたと近いかどうかが重要なのです。

食費は削ってでも旅行に行きたい派と、家で良い食材を食べるのが幸せで旅行には興味がない派では、一緒に生活を始めるとお互いにストレスが溜まります。 「ここにはお金をかけたい」というポイントと、「ここは削っても平気」というポイントが似ている相手こそが、相性の良いパートナーと言えます。

チェックポイント2:聞きづらい「負債」をスマートに確認する技術

結婚前に必ずクリアにしておかなければならないのが、「借金」の有無です。 消費者金融からの借入はもちろんですが、リボ払いの残高、分割払いの残債、そして数百万円単位になることもある奨学金も、家計にとっては「負債」です。

しかし、交際相手にいきなり「借金ある?」とは聞きにくいものです。そこで、将来の話をきっかけに自然に確認するテクニックを使いましょう。

「将来、家を買うときに住宅ローンが組めるか心配だから、お互いに一度、信用情報を確認してみない?」 「結婚式や新婚旅行の予算を立てたいから、今の貯金額と、もし奨学金とかの返済が残ってたらそれを引いた額を計算してみない?」

このように、「二人で協力して未来の計画を立てるため」という文脈で提案すれば、相手も警戒せずに情報を開示してくれるはずです。 もし、この話し合いを頑なに拒むようであれば、残念ながらその先へ進むのはリスクが高いと言わざるを得ません。お金の問題を隠そうとする不誠実さは、結婚後の信頼関係を損なう最大要因になるからです。

チェックポイント3:共働き時代の「財布の分け方」最適解

30代・40代の結婚では、双方が仕事を持っている共働きケースがほとんどです。そこで問題になるのが、家計の管理方法です。 大人の夫婦におすすめなのは、お互いの自立性を保ちながら、共同責任も果たす管理スタイルです。

パターンA:共通口座拠出型(おすすめ) 家賃、光熱費、食費などの生活費を計算し、共通の口座を作って毎月一定額を振り込む方法です。 残ったお金はそれぞれのお小遣いとして自由に管理します。 メリットは、生活費は確保しつつ、相手の無駄遣いにイライラしなくて済む点です。収入に差がある場合は、振り込み額の比率を調整します。

パターンB:項目別分担型 「夫は家賃と光熱費」「妻は食費と日用品」というように、支払う項目を分ける方法です。 管理は楽ですが、食費などは月によって変動しやすく、負担の不公平感が出やすいというデメリットがあります。

パターンC:完全一括管理型 どちらか一方が全ての収入を管理し、もう片方はお小遣い制にする方法です。 貯金は最も貯まりやすいですが、お小遣い制になった側の不満が溜まりやすく、今の時代にはあまり好まれない傾向にあります。

どの方法を選ぶにせよ、重要なのは「最初にルールを決めること」です。なんとなく生活を始めてしまうと、なあなあになり、どちらか一方に負担が偏ってしまいます。

お金の話は「未来の幸せ」のための作戦会議

「お金の話をするなんて、がめついと思われないか」 「相手を信用していないようで気が引ける」

そう感じる優しい人もいるでしょう。しかし、結婚生活はおとぎ話ではなく、日々の現実の積み重ねです。 病気になったり、子供ができたり、親の介護が必要になったりと、人生にはまとまったお金が必要になるタイミングが必ず訪れます。

その時に、「お金がない」といってパートナーと揉めるのか、それとも「準備してあるから大丈夫」と支え合えるのか。 結婚前のお金の話し合いは、相手を値踏みするためではなく、二人が長く安心して暮らしていくための「作戦会議」です。

この作戦会議から逃げずに、誠実に向き合ってくれる相手かどうか。 それこそが、年収の額面以上に大切な、結婚相手としての本当の資質なのかもしれません。

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